蔵風得水(ぞうふうとくすい)by 葬書

葬書には、とても大事な「気の存在」について説かれ、
その気を扱う方法として、【蔵風得水】についても取り上げられている。

風について…、
春風や微風といった「陽風」(→良い方の風)ではなく、
厳密には、ブーメランのように吹き去っていく風……①凹(おう)風、
射られるような風……②射風、
真っ直ぐに向かってくる風……③直風、
台風のような暴風、急に吹き付ける風……④急風の
4種の「陰風」(→悪い方の風)のことを指しているともいわれる。
このような「陰風」にさらされている環境、土地では、
大地からの「生気」が散じてしまうということなので、
風水の根本的な事、うまく風を取り込み、水を得ることにより
気を溜めることである。

【蔵風得水】(ぞうふうとくすい)

【蔵風】というのは、風を防ぐのではなく、
うまく風を取り込み、溜めていくことを意味する。
特に山々や建物を優先する。

【得水】というのは、前面に水を得ることにより、
気を溜めること。
特に平地や道路を優先する。

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